ほっとプラス立ちあげの経緯

代表の藤田が学生の時に、偶然、ある50代の「おっちゃん」と知り合いました。その方は、地方銀行の支店長をしていたものの、うつ病によって路上で生活をせざるをえなくなった方でした。おっちゃんと話すうちに「何故このような境遇だった人が、路上に寝ているんだろう?」とホームレスの問題にに興味・関心を持ち始めました。おっちゃんとは週に1・2回ほど会っていましたが、半年が経った頃、急におっちゃんが住むテントが撤去されてしまい、いなくなってしまいました。「自分は何も出来なかった」と無力感を感じ、「社会福祉や福祉制度を十分に理解できている」と思っていたプライドも傷つきました。以後、贖罪の意識もあり、「おっちゃん」のような人を助けられる勉強がしたいと本腰を入れてホームレス支援の活動を始めました。

新宿や府中で活動を続ける中で、アパートに住めるようになっても、必要な支援を受けられず、再び路上に戻ってきてしまう方と多く遭遇しました。「長く関わる形態での支援」や「住居を確保した後も寄り添う支援」の必要性を痛感し、「シェルターを作るので一緒に住みましょうか」とホームレスの方に声を掛け、シェルターを立ち上げました。このシェルターの立上げがほっとプラスのはじまりです。


すべての人がほっとできる社会を目指して

私たちは進行し続けている貧困と格差に日々接しています。そのなかで人々が悩み苦しみ、明日への希望を持てない状況に向き合ってきました。 生活困窮状態は怠惰などといった個人の性質から発生するのではなく、社会構造や雇用構造から生み出されるものだと認識しています。しかし、それにも関わらず、社会保障制度や社会システムは社会構造の変化に追いついておらず、セーフティネットの役割を果たせていません。ややもすれば自己責任と突き放し、個人の怠惰を責めてしまいます。 人々の苦しさに向き合いながら、誰もが生活困窮しやすく、住みにくい私たちの社会を変革していく必要があると思っています。


多くの方に貧困問題の現状を伝えたい

私たちは「現場の支援を重視する」ことと「政策提言やソーシャルアクションで社会に対しアプローチする」ことは常に両輪だと考えています。

社会の問題を理解してもらうために、まず「下流老人」や「貧困世代」など、インパクトが強い言葉で問題の言語化・キーワード化を行っています。そして、関心を持ってくださった方に著書やオンラインニュースを通じてより深く問題を知って頂いて、共感してくださる仲間が増えてほしいと考えています。

最終的には、本当の意味で福祉国家、福祉社会を樹立を目指しています。そのためには、ほっとプラスのような活動がなくても、ホームレスや障がい者、高齢者などすべての人が生きやすい社会になるよう、制度政策の構造も変えていく必要があります。

多くの方に社会の問題を知って頂く、社会が良くなるように一緒に活動して頂きたいと思い、執筆活動やオンラインニュース、SNSでの発信、テレビやラジオの出演、講演会を通じて、社会全体に向けて発信を行っています。

ソーシャルアクションの実例


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