ソーシャルアクション

ソーシャルアクションとは、社会福祉制度の創設や制度運営の改善を目指し、世論に働きかける活動です。現場での支援や活動を通じて、様々な方に共通する問題や課題を発見し、可視化し、社会に問題提起を行っています。


生活困窮者の支援活動に携わる中で、多くの方の生活保護申請や生活を立て直すお手伝いをしてきましたが、相談に来られる方の人数は減らず、むしろ増えています。その度に、現場で相談支援をするだけでは何も変わらない、政治課題として取り上げてもらうのが重要ではないかと痛感します。また、制度や法律があると、困っている方々をその制度の枠組みの中で支援しよう、枠組みにあてはめようとしがちですが、制度の不便さや使いにくさがあれば、それを改善しようと働きかけることも大切です。現場で相談支援をしながら、当事者の声や現場の経験を「社会化」することが、今の社会福祉に必要なことだと考え、このソーシャルアクションに力を入れて取り組んでいます。


加えて、ソーシャルアクションの方法を検討しながら、活動していくことも重視しています。従来のデモやロビー活動ではなく、特に、社会課題の言語化やインターネットを活用した情報発信に力を入れています。「下流老人」や「貧困世代」といった印象に残りやすい言葉を使用し問題の社会化を行いながら、本の出版や新聞や雑誌への掲載、FacebookやTwitterといったSNSやオンラインニュースを通じて、より多くの方に届くような方法を模索しています。


情報発信を続けることで、社会福祉領域だけでなく、弁護士や司法書士の方や医療分野の方などとも繋がりができ、様々な業種や職種の仲間が出来ていると感じています。仲間が増えれば増えるほど、よりよい支援、よりよい社会に繋がると信じて、ソーシャルアクションに取り組み続けます。